雑踏警備2級とは?イベント会場警備の要件と取得メリット

1. 雑踏警備2級の意義と背景

大規模スポーツイベントや花火大会、コンサートなど、人が集中して集まる場所では群衆による事故やトラブルが発生しやすく、安心・安全な運営のために専門の警備員が不可欠です。こうした「雑踏警備業務」に従事するには、警備業法で定められた国家資格の一つである「雑踏警備業務検定(1級・2級)」を取得することが求められます。中でも2級は、受験資格に特別な業務経験が不要で、警備員としての基礎知識と技能を証明する入口的な資格です。2005年の警備業法改正と国家公安委員会規則の新設により創設された歴史を持ち、人が多数集まる現場で必要な法令知識、危機管理、誘導方法などを体系的に学ぶことで、現場での事故防止に大きく寄与します。また、警備会社は雑踏警備業務を行う際、警備業法に応じて1級または2級合格者を配置しなければならないため、2級合格は多くの現場で即戦力として活躍できる証しでもあります。


2. 雑踏警備2級の取得方法とメリット

取得ルートは大きく二つあります。第一に、公安委員会が実施する「雑踏警備業務検定試験」を各都道府県警察で受験し、学科試験・実技試験の両方に合格する方法です。学科試験は試験会場で行われ、終了後すぐ合否が発表され、合格者のみが実技試験へ進みます。実技試験は各科目ごとに合否判定が行われ、全科目に合格すると成績証明書が交付されます。第二に、都道府県警備業務協会や警備員特別講習事業センターが主催する「特別講習」を受講し、講習修了要件を満たす方法です。こちらは所属警備会社を通じて申し込むか、個人でも警備員特別講習事業センターに応募可能で、合格率は60~80%程度と比較的高水準にあります。取得するメリットとしては、業務を引き受けられる現場が大幅に増えることに加え、多くの警備会社が資格手当を支給しており給与アップも見込めます。未経験者でも入社後に資格取得支援を受けながらキャリアを積めるほか、定年後の再就職や管理職へのステップアップを目指す際にも大きな強みとなります。


3. SPD株式会社の求人・依頼サービスと活用

SPD株式会社は創立50周年を迎えた老舗警備会社で、「安心安全な毎日を提供することで、楽しく夢のある社会づくりに貢献する」ことをミッションとしています。雑踏警備2級合格者をはじめとする各種資格保持者を配置し、サッカー・ラグビーのワールドカップやオリンピックなど国際大会から地域の花火大会、初詣まで幅広い現場で実績を重ねています。求職者向けには、無資格・未経験でも入社後の資格取得を全面サポートする教育体制と、正社員・契約社員・アルバイトなど多様な雇用形態を用意。年齢制限なしで適性に応じた業務を紹介し、キャリアプランに合わせたフォローアップを行います。企業担当者向けには、事前調査からプランニング、1級・2級資格者の配置まで、一貫したサービス提供が可能です。イベント開催の企画段階から相談に応じ、最適な警備プランを提案。人手不足や資格要件の厳格化に悩む企業にとって、SPDの豊富なノウハウと実績は大きな安心材料となるでしょう。警備人員の確保や研修、当日の運営支援まで包括的にサポートする同社サービスを活用することで、安全なイベント運営が実現します。

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