警備業界は人手不足が深刻であり、他業種と比べて採用されやすい印象がありますが、正社員としての採用面接で不採用となる主な要因は以下のとおりです。
- 体力や精神面での適性不足:警備員は施設内の巡回や屋外での交通誘導など、体力を要する業務が多く含まれます。また、不審者対応などで的確な判断が求められるため、精神的な安定も必要です。面接時にこれらの適性が不足していると判断されると、不採用となる可能性があります。
- 過去5年間の職歴の不備や誤記:警備業法では、過去5年間に警備関連の法令違反をした人や、刑務所から出所して5年が経過していない人は警備員として採用できません。履歴書の職歴欄に不備や誤記があると、信頼性に欠けると判断され、不採用の原因となり得ます。
アルバイト希望者が警備員採用面接で不採用となる要因
アルバイトとして警備員の採用面接を受ける際、不採用となる主な要因は、希望するシフトと会社側の要求が合致しないことです。例えば、土日の日中のみ勤務を希望しても、会社側が平日や夜間の勤務も求める場合、シフトの不一致が生じます。このような場合、会社側のニーズに応じられないと判断され、不採用となることがあります。アルバイト希望者は、会社側のシフト要件を事前に確認し、自身の希望とすり合わせることが重要です。
正社員・アルバイト共通の不採用要因と警備員としての適性
正社員・アルバイトを問わず、以下の要因が不採用の理由となることがあります。
- 健康状態の問題:警備員の業務は、屋内外での巡回や立ち仕事が多く、天候に関係なく遂行されます。健康状態に問題があると、業務遂行が困難と判断され、不採用となる可能性があります。
- 犯罪歴の存在:警備員は人々の安全を守る職務であるため、犯罪歴がある場合、原則として採用されません。ただし、禁固以上の刑の執行終了から5年が経過している場合や、執行猶予期間が終了している場合は、応募が可能となることもあります。
さらに、自己破産手続き中の人、暴力団関係者、アルコールや薬物の中毒者も採用されません。警備員として採用されるためには、体力や精神的な安定性に加え、責任感や信頼性が求められます。また、防災センター要員講習や自衛消防業務講習などの関連資格を取得することで、採用の可能性を高めることができます。
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