巡回警備の概要と業務内容
巡回警備は、第1号警備業務に分類され、ショッピングモールやオフィスビル、遊園地などの施設内を定期的に巡回し、事故や犯罪の発生を防止する業務です。具体的には、施設内を徒歩で巡回し、不審者の有無や設備の異常をチェックします。また、遺失物の管理や来訪者からの問い合わせ対応も行い、必要に応じて目的地への案内や誘導を担当します。さらに、複数の施設を車で移動しながら警備を行うケースもあり、これも巡回警備に含まれます。
巡回警備と常駐警備の違い
巡回警備と常駐警備は、どちらも施設警備業務に属しますが、その形態に違いがあります。常駐警備は、特定の施設に常に配置され、出入口での入退館管理や立哨業務(特定の場所での監視)を行います。一方、巡回警備は、施設内を定期的に移動しながら警備を行い、複数の施設を担当する場合もあります。常駐警備は特定の場所での継続的な監視が求められるのに対し、巡回警備は広範囲をカバーし、動きながらの監視が特徴です。
巡回警備のメリットとデメリット
巡回警備のメリットとして、勤務中に常に移動するため時間が経過する感覚が早く、業務に変化があり、気分転換がしやすい点が挙げられます。また、来訪者からの感謝の言葉を直接受ける機会も多く、達成感を感じやすい業務です。一方、デメリットとしては、長時間の歩行が必要となるため体力的な負担が大きいこと、巡回ルートを正確に覚える必要があることが挙げられます。これらの点を踏まえ、巡回警備に従事する際は、体力維持やルートの把握が重要となります。
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